ニッポンの洋食新発見。
第四回テーマ シチュー
シチューのファミリー、クスクスを学んでみよう! シチューのファミリー、クスクスを学んでみよう!
世界を見渡すと実に多くのシチューがある。北アフリカにあるモロッコの「クスクス」もシチューのひとつである。小麦粉の粒であるクスクスと具だくさんのシチューを混ぜながら食べるこの料理を、本場モロッコのシェフに学んでみたい。
東京・神楽坂にある「アガディール」は日本初のモロッコ料理の専門店として7年前にオープン。店名の「アガディール」はモロッコ南部の地名に由来し、ほとんどのスタッフが同じ地域の出身だ。モロッコから直輸入のスパイスを使用するなどレシピは現地の料理を忠実に再現している。また、「ヘルシー」をキーワードに食材の鮮度やカロリーには極力こだわり女性客の人気を集めている。「アガディール」には、羊・牛・鶏・メルゲーズ(モロッコのソーセージ)という4種類のクスクス料理がある。今回は中でも一番人気があるという「羊肉のクスクス」をモロッコ人シェフのハッサンさんに作っていただいた。 モロッコ人のハッサンシェフ
モロッコ人のハッサンシェフさん
「アガディール 羊肉のクスクス」の作り方
※画像にカーソルを合わせてみてね。
1. オリーブ油を鍋に入れ、玉ねぎをよく炒め、キャベツを炒める。 2. サフランを入れ、さらに炒める。 3. 羊肉を鍋に入れ、炒める。 4. にんじん、大根の順に入れ炒める。 5. 適量の水を入れ、煮こむ。
16. 周りにスープを回しかける。 6. クスクスにサフラン、塩、油を入れる。
クスクス
15. 煮込んだ野菜をキレイに盛り付ける。 7. 全体になじむように良く混ぜる。
14. クスクスを皿の中央にこんもりと形を整える。 8. 煮こんでいる鍋の上にクスクスを入れた鍋をセットし、蒸す。
13. シチュー出来あがり。 12. スープに40種類の香辛料からなるスパイスを入れ、パセリ、ひよこ豆、そら豆、グリンピース、最後にナスを入れる。 11. まぜたものをまた鍋に戻す。9〜11を4〜5回繰り返す。 10. よく混ぜる。 9. 途中、クスクスを鍋からボールに移し、バターを入れる。
★作り方のテキストはこちら。
まず、用意する食材やスパイスの多さにびっくり。そして、煮込む野菜のタイミングや、調理の手順の多さなどは、さすがに本格感がただよう。出来上がったクスクスからぷ〜んとスパイスが香り、食欲をそそる。時間をかけて煮込んだシチューとクスクスをからめて、まずひと口。クスクス独特の食感とスパイスの効いたシチューの相性は抜群である。また、羊の肉というと、そのにおいからか敬遠する人も多いが、40種類以上のスパイスを使ってしっかりと煮込んであるため気にならない。

アリィ店長 クスクスはスパイスの効能はもちろん、たくさんの野菜からビタミンや繊維質がとれるヘルシーメニューである。これを家庭でもできないだろうかと店長のアリィさんに伺ってみた。「ここまで手の込んだものは難しいと思いますが、市販のクスクスと野菜たっぷりのシチューやカレーなどをあわせるのはどうでしょう」とのこと。クスクスにスパイスで味をつけることや、蒸す時に溶かすバターを数回に分けることなど、ちょっとだけ本場の技を取り入れてみるのもいいだろう。目先の変わったオリジナル料理が誕生するかも知れない。
アリィ店長
今回取材したお店 モロッコ料理店 アガディール店内
モロッコ料理店 アガディール
住所:東京都新宿区神楽坂3-6-28 土屋ビル1F
電話:03(3266)1767
営業時間:11:30〜24:00(L.O.23:00)
●羊肉のクスクス 1,500円


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